1,問診

問診

診察のはじめに患者さんからお話を聞きます。

次のようなことをご自分で整理されてお答えいただくと、問診がスムースで、状況がわかりやすくとても助かります。

  1. いつから痛くなりましたか?
  2. 以前にもこんな事がありましたか?
  3. 重い物を持ち上げたときとか、何かきっかけがありましたか?
  4. どんなときに、またはどんな動作で痛くなりますか?
  5. 安静時にも痛みますか?
  6. 下肢に放散するような痛みがありますか?
  7. 下肢にしびれや感覚のおかしいところはありませんか?

2,レントゲン検査

レントゲン検査

当院では、まずレントゲン検査をします。この検査では腰椎の骨の状態がよくわかります。

たとえば、腰椎辷り症という病気で腰椎がずれているとか骨折や、骨腫瘍など異常陰影などや骨粗鬆症があるとかがよくわかります。しかしあくまで骨の状態が主目的で、神経、筋肉とかは映し出されません。

3,診察

診察

次に診察をします。診察は神経学的検査(ヘルニアや神経の悪くなった徴候はないか)痛みや圧痛はどこの部分に強いかを調べます。

問診、レントゲン、診察などを総合して、診断をします。場合によっては血液検査をしたり、精密検査を予約したりします。

4,治療

治療

診断に基づいて治療をします。腰痛の治療の原則は安静と牽引です。

しかし腰痛の程度により局所に痛み止めの注射をしたり、痛み止めの内服薬や外用薬を使ってより早く痛みが取れるようにする場合もあります。

5,番外編

場合によってはMRという特殊な精密検査をする場合や、コルセットなどを処方したりします。

MRは痛みを伴わない検査で椎間板や神経の走行、など詳しいことがわかる最新式の装置です。
(とても高価な装置で約2億円以上しますので、残念ながら当院にはありません。しかし当院より紹介により済生会滋賀県病院などで撮影していただいています。)